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英語雑感16 : 英語の中のラテン語

英語はゲルマン語系の言語ですが、様々なラテン語が取り込まれています。特に法律用語で顕著。日本語でも固い表現は漢語系の言葉が多いのと似ています。ところで英語ネイティブにとりラテン語はどのようにとらえられていたのでしょうか。

「Goodbye, Mr. Chips(邦題「チップス先生さようなら」)」という少し昔のイギリス映画があります。原作はJames Hiltonの同名の小説で古き良き時代のイギリスの学校制度の一端がわかります。比較的短く読みやすいので多読の一環として是非お読みいただきたいと思います。

ちなみに主人公であるチップス先生はチッピングというのが正しい名前でチップスはあだ名。それはともかくチップス先生はラテン語の教師です。ラテン語の授業は英語にない語尾変化が多く煩雑なため、イギリスにせよアメリカにせよラテン語の授業は生徒にとって苦痛だったようです。

さて、そのラテン語ですが、冒頭書いたように法律用語として使われることが多い。日本の法律用語もそうですがわざわざわかりにくくするためにラテン語を使っているような気がします(笑)。

ラテン語の問題とは異なりますが、アメリカ政府は一般国民向けの案内を平易な英語にするよう求めています。普通のリテラシーのある市民が読みやすいようにとの配慮です。ご興味のある方は(https://www.plainlanguage.gov)を参照してみてください。

とは言えラテン語が法律用語を中心に英語として使われているのは事実、自ら使うことはあまりないでしょうが、よく出てくる言葉については意味がわかるくらいにはしておきたいものです。

いくつか例を挙げると、ad hoc, a priori, bona fide, de facto などは目にすることがあるのではないでしょうか。それぞれ「特別の、にわかじたての」「先天的に、演繹的に」「善意の、誠実な」「事実上の」などの意味です。

ちなみに、de factoなどは「de facto standard(デ・ファクト・スタンダード)=事実上の標準」という意味でビジネス用語として使われています。

 

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